前回はドメインについて投稿しました。
ドメインについてのおさらいですが、大事なキーワードは4つ
- ドメインというのは、大雑把に言えば都道府県のようなもの。
- ドメイン名というのは、東京都や大阪府のような地域の名前。
- そして、その中に都庁いったビルやUSJといった個別の機能を持った建物がホスト名。
- んで、その住所に相当するのがIPアドレス。
次に、それをどうやって探し出すのかを説明していきたいと思います。
DNSとは名前解決システム。
インターネットを使った階層的な分散型データベースシステムです。
このデータベースは問い合わせると情報を返してくれます。
だけど、お役所仕事なので、決まったルールで問い合わせをしないと「そんなの知らん!」でケンモホロロに突っ返されます。
でも、意外と重要な役割で、通信するためには決まったルールで手続きを踏まないと通信させてもらえません。
切符が買いたいのに、券売機の前で大声で、「切符出ろ!」と言い続けても、切符が手に入らないのと同じですね。
これはコンピュータの世界ではプロトコルと言います。
約束事って意味だと覚えておいてください。
どんなルールか?といえば簡単で、住所か建物名が分かっていないと教えてくれないということです。
しかも、正確に一字一句間違わずに聞かないと教えてくれません。
この辺がコンピュータの世界の不便なところですね。
極力無駄を省いて高速化に特化した結果、一般的な常識とはちょっとズレが生じてしまうのはお役所仕事と一緒だと思います。
世界にはルールがあって、ルールに従うとサービスの提供が受けられるけど、従わないとそのものが手に入らないのと一緒です。
単に融通がきかないだけですね。
DNSにはもう一つルールがあります。
それは、同じ住所に同じ名前があった場合に、混乱してしまうため、唯一(ユニーク)で無ければならないということです。
このあたりからようやくわかった気になってこれたと思います。
そうです。ドメイン名を登録する組織が必要になってくるんです。
これが、TLDと表記され、トップレベルドメインと呼ばれるものです。
これを管理している団体が居て、権限を移譲されているので、我々がインターネットの世界でブラウジングが出来るわけですよ。
ありがとうTLD。
ついでにいうと、お名前.comとかムームードメインと言った業者さんは、そのTLDに話をしてもいいという許可を受けた業者だったり、代行で作業してくれるありがたい利権を持った営利団体という事になります。利権バンザイ!既得権益バンザイ!
なので、登録料はみかじめ料とかショバ代と同じですね。
ほら。ドメインってやっぱり領地って言葉で合ってましたね!
余談ですが、月の土地とか買えるらしいですし、仮想通貨も買えます。
仮想空間での所有権を主張してもいいというルールがあって、主張するためにはお金を払う必要があるというだけです。
誰だこんなこと決めたの(笑)
これで、ようやくドメインというものと、DNSというものが理解出来てきて頂けたと思います。
ついでにドメインを管理する団体とドメイン名を販売している業者さんも登場しました。
次回はウチとソト。つまり、インターネットの世界とイントラネットの世界について投稿してみようと思います。