10. networkの成り立ち

はじめに、どうしてNETWORKが生まれたか?あたりから。

色々諸説あるんですが、電子計算機で有名ドコロといえば、天才と呼ばれたノイマンが作ったENIAC。
デモ機と暗算で勝負して勝っちゃうくらいの天才。
それ以前から統計機械の会社を設立してたおっさんが Hollerithって人。
この人の会社は今でも吸収合併や統廃合を繰り返して存続しています。
International Business Machines Corporation というどこかで聞いたような名前のコングロマリット。
それよりも、もっと前に原型を作った人はおそらくパスカルの計算機(パスカリーヌ)を作ったパスカルさん。
三平方の定理で有名なパスカルさん。気圧で有名なパスカルさん。
乗り合い馬車(今で言うところの公共交通機関)というシステムを作ったのもこの人らしいです。
これ書いているとキリがないので、ほどほどにしときますが、まだnetworkのお話にまで到達していないのです。
さっきのコングロマリットで初めて商用化されたIBM704とかsystem/360とか、電話を作ったベルおじさんが作った会社で研究されていたUnixとか、まぁ個々で色々作っているので、規格が全く異なるし、スタンドアローンだったのですよ。
そのうち、個々の計算機を連結して使いたいという欲求に従って、端末同士を独自のケーブルで繋げて相互で利用出来るようにしたのが、おそらく最初のnetworkだったのだと思われます。
なので、基本的に離れた部屋同士で情報を交換しようとした場合、人間が徒歩で必要なデータ(パンチカード等)を持ち運んで居たという時代もあったようです。これは揶揄でスニーカーネットとか言われてます。あ、伝書鳩を使ったネットワークも規格化されているみたいです。(本当)

この辺り調べたけど、離れた場所にあるリソースを動かずに使いたい!という単純な発想から生まれているようです。プログラマとか言われてる人は基本的に億劫なので、隣の部屋に移動してキーボード叩くのがとても面倒くさいとか思ったのでしょうかね。
それでも別の場所の違うOSとかとも通信したいなぁという欲求には勝てず、規格を作っちゃいます。
一応、この人たちは米国電気電子学会を名乗っています。かの有名なIEEEという組織です。
IEEE 802.3とかIEEE 802.11とか聞いたことあるような、ないような。
規格を作って繋げてっていう計画を立てていた人たちが、もっと大きく繋げよう!って発想に至るのは時間の問題。
核攻撃下でもコミュニケーションが可能な指揮統制のシステム設計にしよう(後に責任者がアメリカタイム誌へ正式に抗議)とか噂されてたり。
とりあえず、大学と研究機関を繋げてみようって感じでARPANETって組織ができたみたいです。
この辺がnetworkの成り立ちの部分になってきた感じですかね。
なので、ネットワークエンジニアが報われないのは最初から宿命付けられていたような気がしてきています。
サーバー系エンジニアと比べると兄弟みたいなもので、兄より強い弟は居ないって事ですね。
余談ですが、ゲイツとジョブズはパロアルト研究所ってところで研究されていたGUIを盛大にパクってにインスパイアされてそれぞれOSの基本を作ったみたいです。

全然技術的な話になっていかない感じ。

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