11.LANの規格

物理的にどうこうとか、電気信号的にどうこうとか。

こういう風に書いていますが実はイーサーネットとIEEE 802.3は厳密に言うと違うものです。
ちょっと調べるといろいろ出てくるんですけれどもイーサーネットはCSMA/CD方式って言われていますがこれだとコリジョン回避方式になってしまうので全二重通信はできません。全二重通信というのは双方向の通信で帯域をフルに使えるパターンです。コリジョンを回避するという点で言うとどちらかと言えば無線通信です。なのでCSMA/CA方式と言うコリジョン検出方式が正解のようです。

結構どうでもいい話ですね。
とりあえずパケットとフレームの仕様について書かれているものだと思っておけばいいでしょう。

イーサネットの規格が1番最初に定義されたのは1983年になります。別に試験にでませんその次にFast Ethernet,Gigabit Ethernetの順番で規格が定義されて行きます。

イーサネットの基本的な仕様が決まった後やっぱりIBMがでしゃばってトークンリングっていうのを開発します。（ディスってるようですが、個人的にIBMは好きです。）その後にFDDIと言う技術もありますけれども、これももう今は聞かないと思います。

Ethernetの規格が決まった後に10BASE-5その次の年に、10BASE-2って言う同軸ケーブルを使ったものが登場します。

おしりについている数字と言うのはケーブルの最大長です5の場合は500メートル2の場合は200メートルです。

参考程度ですがケーブル長が長くなればなるほど電気信号は途中で劣化し通信のエラーが発生します。

それを解消するために生まれた技術がリピーターと言う、減衰した信号波形を元に戻して再び通信ケーブルに送り出す機能を搭載している機器です。

それでも限界があったため、500メートルとか200メートルなんですけどね。
この辺は工場等巨大施設で配線工事をする場合意外と出てくる最大長問題というのがあるので場合によっては気をつけた方がいいでしょう。

LANの規格からちょっと横道それますけどマルチプロトコルはIPというプロトコルを前提としているため、マルチプロトコルルーターと言うものが開発されました。作った人たちはその後シスコシステムズって言う会社を作ってます。

90年代になると撚り対線のケーブルである10BASE-Tが規格化されました。この辺から現在よく見るLANケーブルの規格になってきます。8本ワンセットとして、もう何時に強くするために線を捻ってケーブルにしてます。ストレートとクロスのケーブルがあります。

結局、LANがでかくなって構成する機器が全てTCP/IP準拠となり、インターネット技術により再構築され、イントラネットとエクストラネットと言う、今では言葉だけ残っているようなものができています。

なのでイントラネットは内側エクストラネットは外側と言うような意味合いがあります。

もともとLANと言うのはローカルエリアネットワークであるし、WANと言うのはワイドエリアネットワークの頭文字をとっているだけです。